入国(上陸)を拒否された外国人が、日本に入国する方法はあるのでしょうか?
あります。ただし、とても難しいです。
どんな方法ですか?
「上陸の拒否の特例」、「上陸特別許可」という制度を使う方法です。
「上陸の拒否の特例」 とは、どんな制度ですか?
「上陸の拒否の特例」 というのは、入国(上陸)拒否理由が「刑事事件を起こしたから」「薬物犯罪者だから」「売春関係者だから」「入国(上陸)禁止期間中だから」である場合、一定の条件を満たすと、それらの理由を根拠としては、入国(上陸)を拒否されないという制度です。
一定の条件とは、どんな条件ですか?
一定の条件とは、「再入国許可を受けている場合」、「在留資格の変更を許可されている場合」、「在留期間の更新を許可されている場合」、「在留資格の取得を許可されている場合」、「在留資格・永住者の取得を許可されている場合」、「在留特別許可を受けている場合」、「難民旅行証明書が交付されている場合」、「在留資格認定証明書の交付を受けている場合」、「パスポートに査証を受けている場合」などのことです。
なるほど。わかりました。
では、「上陸特別許可」 とは、どんな制度ですか?
「上陸特別許可」とは、①「再入国の許可を受けているとき」、②「人身取引等により他人の支配下に置かれて日本に入ったものであるとき」、③「法務大臣が特別に上陸を許可すべき事情があると認めるとき」の3つの場合において、法務大臣が上陸を特別に認めてくれる制度です。
具体的には、どんな場合に上陸特別許可が受けられるのでしょうか?
外国人が、日本人と結婚していると、上陸特別許可を受けやすくなります。
また、上陸拒否期間が短いこと、子供がいること、なども有利に働きます。
日本人と結婚していたら必ず上陸特別許可をもらえるのですか?
いいえ、そうとも限りません。あくまでも、もらえる可能性が高まるだけです。
また、在留資格を持って日本に滞在する外国人と結婚している場合も、日本人と結婚している場合ほどではありませんが、上陸特別許可を受けられる可能性が高まります。
なるほど、あくまでも上陸特別許可を受けられる可能性が高まるだけなのですね。
はい、そうです。入国審査は、国家の安全にかかわることなので、どこの国でも厳しいです。
わかりました。ありがとうございました。
以上は、ざっくりとした情報です。
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